Mongolian Connection

2023.12.18

10月24〜12月21日まで、JICAの国別研修で、モンゴル生命科学大学獣医学部のボロルマさんと、ウランバートル市獣医局のナランチメクさんが、研究室に来ています。お二人には、モンゴル訪問時、卓越大学院プログラムのOne Healthモジュールのsubmodule 4: OH onsite trainingで大学院生を引率した時など、大変お世話になっています。遡ると2014年に、JICA技術協力プロジェクト「モンゴル国獣医・畜産分野人材育成能力強化プロジェクト」が、モンゴル生命科学大学獣医学部にプロジェクトサイトを構えて開始されて以降、これまでの間に25回以上モンゴルに行き、色々な方々と繋がってきました。その中でも、特に、ボロルマさんが所属するモンゴル生命科学大学獣医学部衛生学教室、ナランチメクさんが所属するウランバートル市獣医局とは、良好な信頼関係が構築されています。

今回、お二人は、薬剤耐性菌の解析技術の修得とモンゴル動物由来分離大腸菌の薬剤退席解析、ウシ由来カンピロバクター属菌のMLST、乳媒介感染症起因菌の定量PCRによる解析、質量分析による菌種同定など、短い期間で多くのことに取り組んでいます。講師は博士1年のBE君です。ナランチメクさんはBE君の上司に当たる方で、やりにくいところがあるのでしょうが、BE君は本当に献身的に彼等の研修を支えてくれています。思い起こせば、2016年にはZoloさんとBE君が2ヶ月間、2018年に再びZoloさんとBE君が50日間、研究室で仕事をしました。BE君はその時からの繋がりで、昨年国際感染症学院に入学しました。

2ヶ月は瞬く間に過ぎ、気がつくと残り1週間となりました。12月14日には研究室の忘年会を兼ねて、少し早いですがお二人の送別会を開催しました。日本語が達者なボロルマさんが代表して謝辞を述べてくれましたが、周囲の方々への配慮の行き届いたスピーチに感動し、2014年以降の10年間のモンゴルでの活動が走馬灯のように浮かんできました。因みに、外食での忘年会は2019年以来です。研究室ではインルエンザが流行っており、参加できない人もいましたが、残りの期間、交流を深めてくれればと思います。

BE君、Babyが待ち遠しいですね。公私ともに大変な中、彼等を支えてくれてありがとう。

 

一年間、ご苦労さまでした。

 

すごい仕事量です。本当に。

 

BSL3実験室で実験中