2023.10.23

10月15- 21日の日程で、Prion2023に参加するためにポルトガルの南部にあるファロに行ってきました。2020,2021年はCOVID-19のため延期、昨年はSaSSOH2022と重なり参加できなかったので、2019年以来の参加となりました。

往路はBaggage Lostという不幸に見舞われましたが、一日遅れで無事到着し、一安心。初日の朝は、日本でいうゲリラ豪雨的な大雨でした。学会運営側の発表では事前参加登録者300名以上とのことでした。新規知見の報告も多々あり、大いに刺激を受けました。ET君はロッキー山研究所(RML/NIH)、コロラド州立大学(CSU)でのインターンシップから帰国して間もないので、お世話になった方々への挨拶と近況報告をしていました。また、来年4月にRML/NIH、CSUでのインターンシップを計画しているTH君については、「次はTHというのが来るらしいと」、すでに両所で噂になっているようでした。ET君が良好な関係を構築してくれたことにも一因です。昨年11月に1カ月間、我々のラボでインターンシップを実施したAHも来ていました。彼女はCSUで学位を取得して、9月からRML/NIHでポスドクとして研究者生活を始めています。

10月18日の夜は、CSUのMZの声掛けで、RML, CSU, 我々のグループとゲッチンゲッン大学に留学中のTN先生が集まり夕食会。とても楽しいひと時でした。場所は“TABERNA Ze Ze”。ギリシャ語でTABERNAは「大衆食堂」という意味です。以前にギリシャに行ったときに、評判の良い魚料理の店に行きましたが、その店名は“Fish TABERNA” 魚料理店なのに「魚を食べるな」。

最終日のクロージングセッションでは、TH君のポスターがBest Poster Awardに選ばれるbig surpriseのおまけ付き。当該領域の研究者が集結する会で1番に選ばれたことは、非常に喜ばしい限りです。本人は舞台上でおろおろしていました。実は、TH君、偶然隣だったTN先生のポスターボードに間違ってポスターを貼ってしまいました。TN先生には、TH君のボードにポスターを張ってもらいました。その後、TN先生がやってきて、「結構お客さんが来ているのでポスター賞もらえるかもしれないから張り替えましょう」と言ってくれ、張り替えました。TN先生の予言が的中した瞬間でもありました。

充実した学会期間中とは反対に、往復の移動には運がなかったようで、帰路はファロ発の便が遅れ、ヒースロー発羽田行きの便に乗り継げず、イギリスで一泊することに。結果として、ガザWarの中止を唱える10万人規模のデモ行進を生で見ることが出来ました。

次回Prion2024は中国南昌(Nanchang)で開催です。

 

 

RML, CSUの人たちと夕食。旧交を温める賑やかな一時でした。

 

ET君の写真がPrion Artの題材に選ばれました。

 

Prion Artの完成版。ET君の写真はPとRの黒線下に入ってしまいました。

 

TH君おめでとう!

 

Gaza-warに対するデモ行進。Piccadilly Circusにて。イギリスの若者はパレスチナ問題の根源を知っているのだろうか?